不足しがちな酵素はローフードで補う!!ローフードの健康パワーとは!!

現代人は食生活が欧米化されて、体に必要な酵素が不足しがちである事は知っていましたか?ローフードは、人間に必要な酵素を補う事のできる健康フードとして、現在大きな注目を集めています。ここでは、そんなローフードの健康パワーについてお届けします。

ローフードの基礎知識

ローフード

ローフードとは?

ローフードとは、「Raw=生の」「Food=食べ物」の事を指しており、食べ物を生で摂取する事で、植物酵素や栄養素を効果的に体内に取り入れて、健康・美容・ダイエット等の効果がある食事法です。海外でもセレブの間でローフードは流行っており、全世界にローフード文化は大きく広がっています。人間の体には、消化酵素と代謝酵素がある事を知っていましたか?消化酵素と言うのは、食べた物を消化する為に分泌されるもので、代表的な酵素にはアミラーゼ、ペプシン、リパーゼ等が挙げられます。また、代謝酵素と言うのは、体内で止まる事無く生命活動されており、呼吸、血液の流れ、毒素排泄、栄養吸収、ホルモン分泌等、これら全ての働きは代謝酵素が大きく関与しています。

現代の食生活とローフードの関係性とは?

現代人の食生活では、欧米化によって肉、加工食品、乳製品、お菓子等を食べる機会は増え、これらの食事には沢山の消化酵素を使用します。その為、現代人の体は代謝酵素が少なく、体の代謝が低下しており、疲れ、眠い、風邪を引く、肩凝り、頭痛等の体調不良、また、病気になりやすい傾向があります。
生の野菜や果物を摂取する事で、野菜・果物には食物酵素があり自己消化するので、消化する為に体内消化酵素をそこまで必要としません。なので、体内では代謝酵素が十分に働いて、代謝が盛んに行われるようになります。その結果、毒素排泄が盛んに行われ、体調改善、ダイエット、美肌と言うように、体質改善に繫がっていくのです。

ローフードの歴史とは?

ローフードの歴史は、古代ギリシャ時代まで遡ります。ピタゴラスの定理で知られている哲学者のピタゴラスは、自身の哲学と宗教を学ぶ学校でベジタリアンになる重要性を説いています。また、この学校の生徒の一人でヒポクラテスの誓いで知られるヒポクラテスは、食べ物を薬にすると言った事で広く知られています。ピタゴラス達が食べていた物は、火を通さない果物、野菜、ハチミツ等だけだったと言われており、歴史上で彼らが最初のロービーガンであったと考えられています。
そんな歴史がある中、一気にローフードを世に押し上げたきっかけが、カリスマ・ローフードシェフであったジュリアーノ・ブロットマンです。ロサンゼルスでオープンしたレストランで、味気の無かったローフードレシピを華やかで見た目も味も素晴らしい料理に一変させた事で、ローフードが世の多くの人々に認知されるようになります。世界のハリウッドセレブ達の間でも注目され、ローフードは一気にトレンディー且つヘルシーフードとして認知されるようになっていったのです。現在では、ローフードはメジャーフードとして、健康志向を目指す食事に取り入れられる程人気を博しています。

ローフードの酵素パワーとは?

ローフード

そもそも酵素の役割とは

生命ある所には必ず酵素があると言われている位、酵素と言うのは生命維持していく上では必要不可欠なものと言えます。普段の食生活でバランスよく食べ物を摂取していても、それだけでは人間は生きていく事はできません。体内に取り込んだ栄養成分の消化・吸収・分解が大切で、その大事な仕事をこなす役目が酵素です。
酵素には、体内に在る消化酵素と代謝酵素、食物から取り入れる食物酵素があり、さらに細かく見ていくと約5,000種類もの体内酵素が存在している事を知っていましたか?なぜ、このように沢山の酵素があるかと言うと、例えば、唾液中に含まれる消化酵素は炭水化物のみ消化する為、たんぱく質や脂肪等の消化はできません。また、肝臓中に在る消化酵素はアルコールのみに働きます。これは、基質特異性と言って、酵素は代役を許さず一つの働きに特化したスペシャリストなのです。体に必要な酵素を摂取する事は、私達人間の体にとって大切な事なのです。

ローフードは効率的に酵素摂取できる食べ物

ローフードの最大の魅力は、酵素を効率的に摂取できる事です。体内酵素には消化酵素と代謝酵素がある事は前途で述べていますが、体内で作られる酵素量には限りがあります。また酵素は、食べ物を消化する時に優先的に消化酵素として使用されてしまいます。なので、余った分が代謝酵素に使用されるので、多くの消化酵素を要する食生活を日頃から行っていると、代謝酵素不足で体内代謝が低下して、疲れや肌荒れ等のトラブルが起こりやすくなります。ローフードの酵素は消化促進酵素なので、効率的に体内で作られた酵素を代謝酵素に回す事ができる優秀な食べ物となっています。

現代人の酵素不足問題

現代では、メタボリックシンドロームと言う言葉をよく耳にすると思います。これは、現代人における生活習慣病で、その原因は食生活にある事が分かっています。現代人の生活習慣病は、酵素不足から来ていると言える程、十分な酵素を摂取する事が難しくなっています。
皆さんは、昨日の食事で一体何を食べたでしょうか?焼き魚、天ぷら、お惣菜等、食材を焼いたり揚げたり煮たり、加熱で酵素を破壊してしまっている食べ物は色々あります。また、加工食品やインスタント食品等に頼ってばかりの食生活も、身体機能が低下して新陳代謝が衰えます。加えて、酵素は加齢と共に減少するものなので、絶えず酵素を補給する事は大事な事なのです。
このように、現代の酵素不足を補う対策として、豊富に酵素を含む発酵食品の摂取もお勧めですが、それだけでは必要な酵素は足りません。現在では、人間の生活に必要な酵素を効率的に取り込む事ができる、色々な種類のローフードが登場しています。ローフードに特化している食品なので、ダイレクトに酵素を摂取できる点が魅力となっています。

ローフードの健康効果とは?

ローフード

ダイエット効果がある

例えば、同量の野菜でも生で食べる場合と、加熱調理して食べる場合では、硬さや見た目の量も違いますよね。生野菜は水分があるので同量の野菜でも多く感じます。生野菜と加熱された野菜では歯ごたえが全く違うので、自然と多く 咀嚼 ( そしゃく ) してから食材を飲み込みます。つまり、ローフードで無意識に咀嚼回数が増える事で、脳から満腹シグナルが分泌され、食べ過ぎ防止に繋がります。摂取カロリー自体が減る事になるので、ローフードに切り替える事で、痩せる体を作っていく事ができます。

病気になりにくい体作りができる

ローフードと言うのは、加工や調理された食べ物と比較すると消化が早く、腸内滞在時間が少ない事を知っていましたか?ローフードは腸内をスムーズに通り抜けていき、大腸に負担をかけにくい食材になっています。胃腸への負担軽減にも効果的で、一定期間のローフード生活で胃をリセットする事もできます。ローフードを意識した食生活で、外食、テイクアウト商品、既成加工食品に含まれている添加物摂取量が減るので、食生活がシンプルになって、自然と病気になりにくい体作りができます。



まとめ

ローフードは、酵素栄養学の考えでは生の食べ物を摂取する事で、体内で代謝酵素が活発に働くと言われています。血液循環の改善、冷え症緩和で体温の上昇等、体にとって良い効果をもたらしてくれます。生きた酵素を効率良く摂取して体の消化機能や代謝機能を高め、将来の健康の為に、是非、ローフードを今の食生活に取り入れてみて下さいね。